エゴツルクビオトシブミ  オスの首が長い訳は?

木の葉を巻いてゆりかご(揺籃:「ようらん」と読む)を作り、中に卵を産みつける“オトシブミ”の一種。切り落とされた揺籃が江戸時代の「落とし文」(相手に拾わせるように通り道にわざと落としておく恋文)を連想させることからついた名前。農家風休憩舎近くのエゴノキで見ることができる。“ツルクビ”は“鶴首”の意味で、首が長いのはオスだけ。その訳だが、落とし文の返事を今日か明日かと首を長くして待っているうちにどんどん首が長くなってしまったと考えるのが自然だろう。(たのくろまめお)

揺籃