ハラアカヤドリハキリバチ&ルリモンハナバチ 似た者同士
谷戸ではキツネノマゴが満開だが、そこでよく目にするのがこの2種類のハチだ。どちらもこの時期しか見かけない。しかもいずれも他のハチの巣を乗っ取ることが知られている。“ハラアカ”は、オオハキリバチの巣に入り込んでその卵をかみつぶし、幼虫がいたら巣外に捨てて自分の卵を産む。(労働寄生と呼ばれる)以前は“ハラアカハキリバチヤドリ”と呼ばれていたのも納得。“ルリモン”は青色が目立つ美しいハチで、幸せを呼ぶ青いハチ(ブルービー)とも言われるが、その実体はコシブトハナバチに労働寄生する“悪いヤツ”。そのせいか谷戸では毎年見ているが一向に幸せはやって来ない。(たのくろまめお)