希少動植物保護区の昆虫 草刈りを控えていると・・・
野外体験広場の一角は希少動植物保護のため草刈りをしないようにしている。そのおかげで狭い範囲で多くの昆虫たちを観察することができる。梅雨入り前の晴天がねらい目。ヨモギにはヨモギハムシ、ヤブマメにはマメチビタマムシやコフキゾウムシ、ノイバラにはバラツツハムシ。いずれも食草の上にいるので分かりやすい。カラムシの葉ではシロコブゾウムシがチャバネアオカメムシを追いかけまわしていた。別に襲って食べるわけではない。オオスズメノカタビラで多く見たのがクロクシコメツキ。この仲間はいつ見ても何をするでもなく葉などにじっとしている。成虫の食性など分からないことが多いようだ。いつかビックリするような生態に出会えるといいな。(たのくろまめお)