ギンヤンマ 藻があるだけましか
オスは本田や小段谷戸の田んぼの上をホバリングを交えながら縄張り飛翔している。写真は農家風休憩舎裏の池での産卵シーン。ギンヤンマは通常はオスメス連結態で産卵するがメス単独ということもある。産卵は嬉しいが特定外来生物のオオフサモにしているところが悲しい。平地の水生植物が多い開放的な池沼が本来の生息地だが、鎌倉市内にそうした環境はなく、プール、笛田や常盤の市街地を流れる川の淀み、はたまた台風の後の水たまりで産卵しているのも目撃している。例年9月になると何故か個体数が増すので見かけるチャンスが多くなるがその数は昔と比較にならない。私の父親が子どものころ(約90年前)は由比ガ浜の空が真っ暗になるほどの大群が飛んでくるのを目撃できたという。(一世紀も前の話か、それにしてもおやじ長生きだな)(たのくろまめお)