ムモンホソアシナガバチ   終活準備?

ムモンホソアシナガバチは葉の裏に営巣するハチで、草刈り中に気付かずに刺されるケースが多い。写真は今年の5月に“ハナモモの木”の近くのマユミの葉で巣作りを始めた女王バチだが、実際谷戸の仲間が8月にこの近くで刺されている。それはさておき(お知らせしておけばよかったのにね)、場所は違うが9月下旬、“ししいし”近くのフジの葉にムモンホソアシナガバチの集団を見つけた。巣は見当たらずじっとしている。近づいて撮影しても無反応。そもそも女王バチがいるのか、すべて働きバチなのかも分からない。その後2週間たって数は減ったが相変わらず同じ所にいた。これはいったいどう理解したらいいのか。働きバチたちがどのように最期を迎えるのか以前から気になっていたが、これは終活の一環なのだろうか。ちなみに11月になって姿は見えなくなり、下に死骸などもなかった。そういえば最近かみさんが「あんたもそろそろ貝の標本やギターを処分したほうがいい」とか「もう新たに物は買わないほうがいい」としきりに言ってくるが、ちと早過ぎはしないか・・・。(たのくろまめお)

女王バチの巣作り“ハナモモの木”近く5月
謎の集団“ししいし”近く9月
同“ししいし”近く10月