コシボソヤンマ&ホソミイトトンボ   新顔です、よろしく!

“腰細”に“細身”、羨ましい人もいるだろう。どちらも以前は山崎の谷戸では見たことのないトンボであったが、ここ2年急に姿を見るようになった。ヤブヤンマのように姿を見なくなったトンボも多い中、嬉しいことである。コシボソヤンマは周辺地域の川には以前から生息していたので生息域を拡大できた要因があったのだろう。一方のホソミイトトンボは成虫で越冬する数少ないトンボで、ヤゴは池沼、湿地、水田など比較的広範な水域で見られるが、もともとは西日本のトンボであった。しかし温暖化の影響か近年分布を拡大し、神奈川県でも普通に見られるようになったほか、さらに北関東でも相次いで発見されている。(たのくろまめお)

コシボソヤンマ2021年8月(産卵:野外体験広場南側水路)
コシボソヤンマ(別角度)
ホソミイトトンボ2022年9月(枝谷戸)
ヤブヤンマ♂2012年8月(最近見られない光景)