ビロードツリアブ   季節限定、見られるのは春だけ!

谷戸に春が到来したことを告げる昆虫の一種。3月、まだ風も冷たく枯草が目立つ中、タンポポ、オオイヌノフグリなど数少ない花を求めて蜜を吸う姿を目にする。一角獣のような長い口吻は人の血を吸うためではない。(そういうアブもいる)ビロードの衣を着て、空中に吊られたようにホバリングしていることが多いのでこの名前がついた。アブの仲間は雌雄を顔で見分けられるものが多く、雄は目の間がくっついている。(写真はオス)花以外では日当たりのいい畑などの裸地で見かけることも多く、産卵と関係があるようだが詳しい生態は分からない。今日我が家の庭に何匹も飛んでいるのには驚いた。卵か何かを知らずに持ち込んだのだろう。(たのくろまめお)